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Freedom Librray Field 2009

【Blog開設目的】自由なるライブラリーフィールドの創設に伴い、発表者による発表要旨のアップ及びその関連資料を入手できる環境を実現する。また、イベント情報等を有志がアップし情報を交換できる事も可能にする。


 
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「大学図書館の多文化サービス」
発表者: 川 千加(大阪女学院大学・短期大学)

Ⅰ大学図書館における多文化サービスの位置づけ
Ⅱ留学生政策と大学の国際化戦略
Ⅲ大学図書館における留学生サービスの現状
Ⅳ留学生サービスの課題
Ⅴまとめ

Ⅰ.大学図書館における多文化サービスの位置づけ
 大学図書館における多文化サービスは、アウトリーチサービスの1つとして位置づけられる。大学図書館におけるアウトリーチサービスとは、「大学図書館を利用するにあたって何らかの困難あるいは障害がある大学構成員」に対し、他の学生と同等のサービスを享受し、「不利益を蒙らないようにするため」の積極的なサービスとされる(大学図書館の仕事,2006)。その対象者は主として、留学生や外国人教職員である。

Ⅱ. 留学生政策と大学の国際化戦略
留学生や外国人教職員の増加は、各大学の取り組みと言うよりも大学の国際化、国際的競争力を意図した国家的な高等教育政策によるところが大きい。2001年、日本の留学生受入制度は、文部省令による留学生受入れ体制の整備が行われてから100周年を迎えている。初めて留学生数が1万人を超えた1983年、「留学生受入れ10万人計画」が実施され、2003年に109,508人と目標を達成した。
そして2008年1月には「留学生三十万人計画」がスタートした。「開かれた日本」の中で、「産学官連携による海外の優秀な人材の大学院、企業への受け入れの拡大」を進め、2020年をめどに留学生30万人を国家戦略として獲得するとしている。そのために拠点になる国内の30大学を選定して支援し、それらの大学では日本語が出来なくても英語だけで学位の取得を可能にすることや、卒業後の日本での就職支援などが盛り込まれ、経済的インパクトの試算も行われている。日本学生支援機構(JASSO)によれば、2008年5月1日現在の留学生数は123,829人で過去最高となった。

大学図書館における留学生サービスの現状
大学図書館が実施した留学生を対象とした量的調査として、98年のJLAによる『留学生等への図書館サービスに関する調査報告書』がある。また東京大学の留学生を対象に図書館に対するニーズを調査した三浦らの報告(2003,2004)、2005年に明治大学が実施した大学図書館のアウトリーチサービスに関する調査などがある。こうした調査結果を見ると各大学図書館では留学生コーナーを設置したり、留学生だけを対象としたガイダンスや情報検索講習会、留学生向けの外国語(主に英語)の利用案内の作成などを実施している、あるいは実施に踏み込めないまでも、これらの必要性を強く感じていることがわかる。またホームページ及びOPACの多言語対応も多文化サービスの1つとして、とらえることができる。
 これらの調査で共通して指摘されていることに、留学生の多くは母国の情報を得るのにインターネットを多用していることがある。これらの対応として、海外の衛星放送を受信できるシステムや多言語対応のPC、電子ブックの購入を行っている事例もある。また、外国語に堪能なボランティアを活用して留学生や外国人研究者へのサービスをフォローしている大学も見受けられる。
一方、留学生コーナーにある資料は英語が中心になりがちであるが、多文化サービスという観点からは、可能な限り母語の新聞や資料を設置することが望ましい。収書方針の中に留学生用図書の項目を設けている図書館もあるが、留学生用の資料費は全体の予算の一部を充てるしかない所も多いと思われる。すべてを備えることは難しいが、鳥取大学附属図書館が県立図書館からハングルと中国語の図書や雑誌などを定期的に借り受け、同大の留学生や、語学を勉強中の日本人学生に貸し出すサービスを始めている例もある。

Ⅳ留学生サービスの課題
大学における留学生への支援は、留学生センターや国際交流課といった組織で対応していることが多く、大学図書館における留学生へのサービスは、大学運営の中では重要な職務として位置づけられているとは言い難い。また、先述の拠点となる30大学に入らない多くの地方小規模大学では、学生数の確保を留学生に頼らざるを得ない現実もある。そこでは英語ができる留学生ばかりとは言えないのが現状である。その意味では、大学図書館においてもより多様化する留学生へのサービスをどのように展開するかが課題となる。

Ⅴまとめ
多文化サービスを考える上で重要な点は、新たなサービスや特別なサービスではないということである。それは「すべての人にその人が求める図書を」という図書館の原則から言えば、ごく自然なサービスである。予算の確保や大学における留学生サービスを図書館が担うことを認知させるためにも、他部署、他機関との連携も踏まえたサービスの構築が必要となる。


<参考文献>
・大学図書館の仕事制作委員会.(Ed). (2006). 知っておきたい大学図書館の仕事. 東京:エルアイユー.
・久松薫子.(2006,3). 図書館自主研修グループ報告 大学図書館のアウトリーチサービス:外国人利用者サービスの向上に向けて.図書の譜, (10),159-169.
・法務省(2008,3).平成19年における外国人入国者数及び日本人出国者数について(確定版).広報資料.法務省.http://www.moj.go.jp/PRESS/080331-1.pdf
・川千加.(2008,2).多文化サービスの10年:大学図書館を中心に.大学の図書館,27(2), pp.18-22.
・川千加.(2008,9.16).事例発表②「大学図書館の多文化サービス:この10年の動向と今後」. 第94回全国図書館大会兵庫 第12分科会 多文化サービス「多文化サービスのこれまで、これからPart2」
・近藤久美子・松原貴幸・鈴木崇史・桂まに子・河村俊太郎 (2007) 大学図書館のWebページにおける外国語情報の調査分析, 第55回日本図書館情報学会研究大会発表要綱, 45-49.
・教育再生懇談会.(2008,5.16).第3回教育再生懇談会合宿審議第1セッション議事次第;資料4・5・6. 首相官邸. http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku_kondan/kaisai/dai3/1s-3gijisidai.html
・三浦逸雄ほか.(2003,3.10). 東京大学における外国人留学生の図書館・情報サービス利用の実態:アンケート調査の結果と分析.東京大学大学院教育学研究科紀要, 42,349-367.
・文部科学省他.(2008,7.29).留学生30万人計画骨子.官房長官記者発表.首相官邸.
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2008/07/29kossi.pdf
・文部科学省他.(2008,7.29).留学生30万人計画概要.官房長官記者発表.首相官邸.
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2008/07/29gaiyou.pdf
・日本学術審議会.(2007,4).大学国際戦略本部強化事業(研究環境国際化の手法開発)大学の優れた国際展開モデルについて(中間報告書).大学国際戦略本部強化事業.
http://www.u-kokusen.jp/program_org/interimreport.html
・日本学生支援機構(2008,12.25).平成20年度外国人留学生在籍状況調査結果
http://www.jasso.go.jp/statistics/intl_student/data08.html
・NII グローバルILL http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/
・NII 『学術データベース実態調査報告書』 http://www.nii.ac.jp/scidb/
・奥山智紀,芳鐘冬樹,顧銘,呉凱 & 三浦逸雄.(2004).プロフィール別に見る留学生の図書館・情報サービス利用:東京大学における実態調査の分析から.名古屋大学附属図書館研究年報. (2), 31-42
・徳永悠.(2007,10.31). ハングル・中国語の本どうぞ:鳥大付属図書館、貸し出し開始..朝日新聞鳥取全県,1地方.
・土田大輔 他. (2007,3).図書館自主研修グループ報告:大学図書館のアウトリーチサービス(2)外国人利用者に関する調査報告:留学 生アンケートを中心に.図書の譜,(11),233-252.

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第二回自由なるライブラリーフィールドの発表をされる大阪芸術大学 多賀谷様が関わるイベントをご紹介させて頂きます。展ファイナルに続き、興味深い内容となっています。

2009年3月3日(火)~3月15日(日)
11:00~19:00  会期中無休

[講演会] 「御時幻影」制作エピソード
日時:2009年3月8日(日)13:30~15:30
出演:岩崎富士男・浜畑賢吉(予定)・キャスト学生
オープニングセレモニー:雅楽演奏
場所:大阪芸術大学ほたるまちキャンパス
キャンパスギャラリー
大阪市福島区1丁目1-12堂島リバーフォーラム3階
入場料:無料
主催:大阪芸術大学
御影幻影リーフレット1
御影幻影リーフレット1
御影幻影リーフレット2
御影幻影リーフレット2
お問合わせ:大阪芸術大学ほたるまちキャンパス
Tel:06-6450-1515

「動向報告:NCの次世代目録と電子リソース管理の今後を考える」
発表者: 大阪市立大学 中村 健

【アナログ人間の私がなぜ、このテーマにしたのか】
私の中でこの問題は、三年前に決着がついていたはずだった。
「EJ情報をOPACに表示することは絶対にできない」
当時、本学でも増加する電子ジャーナルを管理するため、独自にEJ書誌を作成し対応していたが、日々、更新される情報の膨大さに作業はとても追いつかなかった。なかでもパッケージ系のタイトルは手ごわくて、ちょっとでもURLが変わろうものなら、膨大な量のメンテが必要で、利用者からは「見えない」というクレームが押し寄せ、追いかけるようにサービス部門からは「早く対応して欲しい」という要望が来る。シンプルがゆえに深く深く突き刺さる言葉。しかし、管理サイドにとって、頭の奥まで悩ませる課題だった。
出口が見えない。こんなとき、ブルース・スプリングスティーンを音量いっぱいにかけて朝の湾岸線をかっ飛ばせたら・・・。
(かっ飛ばす閑があったら、一つでも対応してくれ、みんなそういうだろう。そんなことは分かっている。私はライブラリアンなのだ)
冬の風が、オフィスのガラスを何度も叩く。冷たく乾いたノック音は心を追い詰めるだけだ。私に返す余裕はない。
そんな時に管理用のEJリストがあることを知り、導入を決断したのだった。そして、OPACではプリント版のみ、リストではEJを、と分割管理の道を選択した。当時、多くの大学図書館がそうした選択をしたように思う。
それから数年後―。
NIIである会議の終了後、席を立とうとしたとき、担当者のかたが何気なく「ERMSの実証実験の報告書があがったので読んでみてください」という言葉を発された。本当に何気ないことだったので、何のことか、よく分からなかったが、ERMSと小声で復唱して、後日、ダウンロードして読んだところ、思わず手が止まった。
EJを含めた電子情報資源を一元管理提供する方法が模索されているではないか。しかも、ERMS(電子情報資源管理システム)という、従来の図書館システムとは違う、いわゆるEJ専用の管理システムを核にした壮大な体系が記されていた。報告書では、各大学図書館がそれぞれの環境に応じて、一元管理と提供のプランを示している。例も豊富だ。
知らない間に、時は流れていたんだ。思わずため息をついた。
そんな落胆の中から始まった2008年の課題を皆様と共有したいと思います。

※作者の心象風景が混じっているため、文章の一部はフィクションであることをお断り申し上げます。

【発表内容】
大阪市立大学はERMSの平成20年度の実証実験校に選ばれました。担当者の私は目を背けていた電子情報の世界を直視しなければいけない立場になりました。どうしようと困っていると、運よく、次世代目録ワーキンググループでチーフを務められていた佐藤義則東北学院大学教授が、日本図書館研究会の情報組織化研究グループ9月月例研究会でお話をされると知り、聞きに行ってきました。以下は佐藤氏のお話や5であげる参考文献を読み、学んだことを私の感想として記しています。間違っていましたら私の理解不足であります。申し訳ありません。
従って今回の「この自由なるライブラリーフィールド」では私見の披露ではなく、文献の紹介と、私なりに心に残ったことを報告することにとどめたいと思います。テクノロジーは日進月歩と申しますが、今回の実証実験は強く感じさせる出来事でありました。この会では、私と同じように「知らない間に・・・」を共有できたらと思います。

1. 目録に関する問題 .
まず、利用者の行動に変化があり「図書館で探す」から「パソコン上ですべてを行う」になってきました。従って、プリント版検索が中心行動ではなくなり、OPAC検索にひっかからないもの(カード目録など)は、利用されない傾向が出てきています。また、Googleの影響で、簡単に一度で検索できることが求められるようになりました。
こうした指摘に私が強く感じたのは、GoogleやAmazonに奪われたポータルをいかに図書館側に引き戻すかという強い自負であります。

2. NCデータについての問題
以下のような問題が出来てきているようです。
□図書館書誌のデータ(タイトル、著者、出版社)ではデータ不足。目次や本文情報が欲しい。「図書」「雑誌」→1論文、1章という構成単位(中間報告)での検索が求められている。
□電子情報資源(電子リソース)を網羅的に検索したい。
□NCの電子ジャーナル書誌の構成が現場の運用実態に即していない。
中間報告の文言でいうなら・・・
「現在の電子ジャーナル、電子ブックの書誌的記述はいまだに印刷体を前提としたものであり、電子版のみの情報資源に対する書誌的記述の作成方法は必ずしも確定されているとは言えない。また、従来形式の資料における「所蔵」という概念があてはまらない所蔵(アクセス)情報固定の難しさが問題として挙げられている」
これは私などがOPACを検索していて漠然と感じていたことを、鮮明にしていただいた思いです。

3.次世代目録サービスへの動き
動向については、5にあげたNIIの報告書や参考文献にあげた論文を参照いただいたほうがよいかと思いますが、ポイントは以下のようなことと思いました。
□外部書誌の利用促進と発生源入力の推奨。
□NC-CATと一緒にナレッジベースも検索が出来るようにし、ERMSなどを受け皿にする。
□APIの公開
□目録の入力における共同分担方式の見直し

4.終わりに
図書館を取り巻く環境の劇的な変化で、目録に関しても従来の運用方式では支障が出てきています。また、ITとパソコンが学術資源作成の中心機材になったために、電子情報資源の一元的な把握は不可欠になっており、そうした把握方法に乗らない資料は有効なものであっても利用者に認識されなくなってきています。まだまだ、テクノロジーの進化次第で着地点が見えないテーマですが、とりあえずは、もう一度、OPACなどで電子情報資源を把握できるようにし、OPACがポータルとなり、そこに様々な情報をリンクし、統合的に運用することを目指す。これは次世代OPACなどとも連動した話のようですが、これから図書館界は、再び電子情報資源の管理と運用という大きなうねりの中に進んでいく予感を漂わせています。

5.参考文献
□佐藤義則氏の目録に関するおそらく最新(2009年2月時点)の講演資料「次世代目録所在情報サービスの方向性」は「NACSIS-CAT登録1億件突破記念講演会 共に創り、共に育てる知のインフラ~NACSIS-CATの軌跡と展望~」http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/event/2008/ichioku/にアップされています。
□細川聖二、平田義郎、齋藤泰雄、内藤裕美子「国立情報学研究所 次世代目録所在情報サービスの検討状況」(『情報の科学と技術』58(9))
・『情報の科学と技術』58(9)(2008.9)の特集「目録の現状と未来」、『現代の図書館』46(3)(2008.9)の特集「これからの図書館目録に向けて」と目録や電子情報資源にかかわる特集が続いています。
□NIIのHPに本発表の骨子となっている以下の報告書が公開されDLできます。
「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/archive/project/catwg_interim.html
「電子情報資源管理システム(ERMS)の実証実験 平成19年度報告書」
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infocat/erms_test_h19.html

※なおブログ掲載にあたり当日の内容を一部改変して、ブログ用に編集しなおしていることをお断り申し上げます。

「オンラインチュートリアル及びGoogleの今後における発展可能性について」
発表者: EBSCO PUblishing JAPAN 花田 謙一

まず、オンラインチュートリアルについて、
【特徴】目的に応じた充実したオンラインチュートリアル
【提言】
□今後の図書館ホームページおける一つの方向性ではないか。講習会はどこの大学もしているが、なかなか集客が思い通りにはいかないのが共通した認識
□そこで、ホームページで場所及び時間に成約されずにデータベース操作方法等のレクチャーを受けられるオンラインチュートリアルは存在意義が高いと思われる

【デモンストレーション】
□実際にワシントン大学図書館のURLにアクセスしていただく。http://www.lib.washington.edu/
□このスライドで紹介するのは、必要な電子リソースを見つけるためのオンラインチュートリアルである。実際に使ってみると音声とともにポインターが説明とともに動き、画面も切り替わる。音声は当然英語ではあるが、見てるだけでも概要は十分に認識できる。これが日本語であれば講習会の代替にもなりうると考えられる。
具体的には、ワシントン大学所有のリソースをGoogle Scholarで検索する方法をレクチャーするオンラインチュートリアルであるが、初めて知るトピックではあるが、使い方がよく分かった。
その他、自分のサイテーションを運用する為にどのようにRefWorksやEndNoteを使えば良いのかや論文を書くにあたってのヘルプの入手方法、ブックレビューを発見の方法等多様なトピックに分類してオンラインチュートリアルを公開している。日本でも作成にあたって参考になるではないかと考える。ここでこのようなオンラインチュートリアルの今後の展望や講習会に代替できる手段になりうるかについて論点として提示したい。
ワシントン大学オンラインチュートリアルの実例
オンラインチュートリアルの実例

【主席者からの反論】しかし、オンラインのみでの利用者教育では、ペーパーと比べても体系的な理解等深い学習ができなくなるのではないかという問題提起があった。さらに、オンライン教育媒体の構築ではなく、インターネットの動画サイトを利用した方が合理的という意見もあった。


次に、Googleについて、
【提起】最近、図書館に埋もれたコレクションの公開による集客アプローチが注目されている。日本でも展示会等でコレクションの公開が増えている。欧米でも保有コレクションの電子化を進め、積極的に図書館ホームページで公開しているシーンをたびたび見つけた。今回、紹介したのはワシントン大学図書館ホームページで公開されている電子化コレクションの画面である。とても鮮明で、かつ分類もされていて非常に見やすい構成となっている。また、入り直すたびにコレクションの扉絵が変化して飽きさせない構成になっているところも多かった。この趣旨はのちに触れるGoogle Printの積極的意義との重複するのではないかと考える。ここで論点として提示したいのは図書館に埋もれた貴重なコンテンツをいかにパッケージ化してどう公開していくかがである。
ワシントン大学におけるコレクションの電子化
コレクションの電子化の実例

【Google Print Libraryの現状】
Google Print LibraryのURLへアクセスして頂く。http://books.google.com/
□慶應義塾は、Google ブック検索プロジェクトに参加しているが、今回、福澤諭吉の著作と慶應義塾関連の174 冊を他の書籍に先駆けて公開する。今後は、図書館の書籍のうち著作権保護期間が満了した約12万冊(明治・大正・昭和初期の日本語図書と和装本)をデジタル化し、世界に公開する予定とのこと。
□今回Google Printのインデックスに加えた書籍は,「著作権を保有しない,または著作権が消滅しているため,全文を検索および閲覧可能。各ページの画像をダウンロードすることもできる」(同社)。ちなみに著作権付き書籍の場合,Google Printの検索結果で閲覧できる範囲は検索キーワードを含む数行に制限される。
□提携大学、公立図書館の蔵書をデジタル化し、検索できるようにするのを「Google Print」の拡張プログラムという。パイロットプログラムとして協力している図書館は、スキャンの対象を一部の蔵書に限定しているが、ミシガンのようにすべての蔵書のスキャンを許可している図書館もある。「価値のある印刷物に世界中からアクセスできるようにするのは、今日の優れた公立大学の役目だと信じている」とミシガン大学のMasy Sue Coleman学長。
□Googleは、出版社や著作権保有者が辞退の意志を明示的に示さない(オプトアウトしない)限り、図書館が蔵書する著作権で保護された書籍のスキャニング作業を進めるとしている。著作権で保護された書籍は、検索キーワード前後のわずか数行あるいは「断片」など、ごく限られた文章しか表示されない。また、広告はGoogle Library Projectページには表示されない。
それに対し、著作権の消滅した作品は、すべてのページが表示され、書籍全体が閲覧可能になる。ただし、Googleによると、これを印刷したり、ダウンロードすることはできないようになるという。

※しかし、最近の朝日新聞の情報によれば、著作権関連団体から全文の2割なら公開しても良いとの発表があったとの事である。

例えば、私の愛読書の一つである孫子(英語名: The Art of War)だと鮮明な画像で詳細や本文のプレビューが閲覧できる。一部しかみれないといっても孫子の核心部分を含むかなりの部分の部分を閲覧できることにびっくりである。
Google Print Library実例
Google Print Libraryの実例

【問題点】
全文をスキャニングして取り込む行為が著作権侵害に該当しないか?
【積極的意義】
□図書館所蔵のコレクションを世界に向けて公開できる機会になるのかどうか。
□日本の慶応義塾大学をはじめ大規模大学も参加し、競合のアマゾンも参入する情報もあり今後このサービスの拡張による認知可能性の拡大。

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